当院では根管治療は30年以上の経験があり、マイクロスコープにを使用した根管治療に力を入れております。
マイクロスコープ
マイクロスコープとは、歯を拡大してみることの出来る実体顕微鏡のことです。
今でも歯科治療は大部分が肉眼に頼っています。しかし、お口の中は暗くて狭く手探りや経験による推測で治療を行うことがあります。そのため、見えないところは見えるまで削ってしまうことや、見えないために悪いところを取り残してしまうなどの問題がありました。
これをかなりの部分で克服したのがマイクロスコープです。マイクロスコープからはLED光が照射されるため、これまで暗く見えづらかった歯の細部にわたり、3~20倍の高倍率で確認できます。そのため、歯の神経の治療(根管治療)、MI治療(最小の侵襲治療)などに革新的な影響を与えました。もちろん、インプラントのチェックや審美歯科治療にも有効なものでもありました。
また、マイクロスコープで見た映像をモニターに写して患者さんに見てもらうこともできるので、患者さんへのコンサルテーションにも大きな威力を発揮します。
みのうら歯科医院でも、歯科医院導入率4%のマイクロスコープを2013年6月から設置しより質の高い医療が提供できるようになりました。
根管治療で使う機器・材料
マイクロスコープ
大学病院での歯内療法科ではマイクロスコープの無い時代から目視やルーペを頼りに根管治療を行っていました。マイクロを使うようになったのは大学病院に在籍していた2003年くらいからで、自院に導入したのは2013年、ですのでマイクロスコープを使った根管治療は10年以上の経験があります。
マイクロで記録した画像は実際にモニターで患者さまにもお見せすることが可能です。何倍にも拡大されたご自身の根を画像で確認でき、より精密な根管治療が可能になります。
ニッケルチタンファイル
根っこの中の神経を除去し広げる為の機器です。エンドウェーブという拡大装置エンジンの先に取り付け、根充前に使用します。
これらを使うことにより、従来のファイルを使う方法よりも治療時間や通院回数を短縮できます。
ラバーダム
当院では必要に応じて使用しております。ケースによっては必ず使うわけではありません。ラバーダムを使用する意味は「患部へのだ液防止」で、施術するドクター側としてもラバーダムがあれば治療がスムーズにいくことは確かです。
着けると患者さまご自身が苦しそうなケースもあり痛みやストレスを感じることもありますので、着けなくてもだ液が入らないようなケースは極力着けないようにしています。
根管治療は30年以上の経験があります
ドクターより一言
大学病院で所属していた日本歯科大学歯科保存学教室第1講座がいわゆる歯内療法の専門科でした。歯の根っこの治療は、学生時代の専攻からはもちろん、今日に至るまで一生懸命行ってきましたし、自信を持って取り組んでおります。
ドクター自身はスーパーマンでもありませんので「何でも出来ますよ」「100%どのようなケースも対応できますよ」とも言えません。人間の生体と向き合うのが歯科医療ですから、もちろん治らないケースがあるのも事実です。
我々歯科医師としては、患者さん獲得のためにホームページ等の宣伝で大きいことを言わなきゃいけないのかもしれません。しかし、当院では特別な宣伝をする必要もないと考えています。
とにかく根管治療に関しては自信を持って行っているということだけです。まずはあきらめずにお気軽にお問い合わせ・ご相談下さい。